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消費者庁がNews Release 『遊具による子供の事故に御注意』

消費者庁がNews Release 『遊具による子供の事故に御注意』

消費者庁が遊具による事故防止を関係行政機関への要請。遊具で子どもを遊ばせる時の注意を解説しています。

これによると、遊具の種類では「滑り台」の事故が 440 件と最も多く、次いで「ブランコ」、「鉄棒」、「ジャングルジム」となっています。

遊具事故の具体的な事例が掲載されており、事故防止の考え方が分かりやすくまとめられていますので、遊具管理者の皆さまには参考にしやすい資料です。

 

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文部科学省|学校に設置している遊具の安全確保について

学校に設置している遊具の安全確保について

2002年に文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課学校安全係から告示通達された「学校に設置している遊具の安全確保について」。日本公園施設業協会策定の「遊具の安全に関する規準(案)JPFA―S:2002」を活用し学校遊具の安全対策を推奨するものでした。

この安全規準もその後2度の改訂が行われ、現在は2014年制定の「 遊具の安全に関する規準 JPFA-SP-S:2014 」に進化しています。


http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t20021111001/t20021111001.html

 

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滑り台の安全度を見る時、一番にチェックするのはココ!

公園遊具の中で最も事故が多い遊具、それが滑り台です。

滑り台は、ブランコのように揺れることもなく、ジャングルジムのように不安定でもない遊具で一見安全そうなのですが、実は事故報告が一番多い遊具となっています。
子ども自身も一度滑れると楽しくなり、それ故に油断しやすい遊具なので注意が必要です。

滑り台の何が危険なのか

一見それほど危険性を感じない滑り台ですが、どこが危ないのでしょうか?

まず降り口は高さに安全規準があります。

降り口と地面との距離(高さ)は児童用で15cm〜38cm、幼児用で10cm~30cmです。
安全に着地できる高さとして設定されています。

 

階段にも様々な安全規準があります。
一つ例を挙げますと、踏み板は奥行が17cm以上ないといけません。

 

ですがこれらよりも、滑り台で一番にチェックしたいのはここです。

滑り台は滑り出し口を一番にチェック!

そう、滑り出し口をまず確認してください。
見ていただくのは、引っかかりやすい形になっていないか。

滑り台は一度滑り始めると自分でスピード制御することが難しい遊具です。
滑り始めた後に、パーカーのフードやヒモが引っかかると大事故につながる恐れがあります。
水筒やバッグなどは本来外さないといけませんが、子どもなのでうっかりと忘れてしまうこともあります。

まずは滑り出し口。
何かが引っかかるような隙間がないか、ぜひチェックしてあげてください。

 

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最近の公園のベンチの座面は人工木材が一般的

この度、小松島市に設置されたベンチです。

最近のベンチの座面は人工木材が一般的。これにより節が抜け落ちて穴が開いたり、腐食してササクレができることがなくなりました。

公園管理者 にとってありがたい進化です。

 

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【コラム】公園遊具は何が増えて何が減ったか

国土交通省が平成19年度に行った『都市公園等における遊具の設置状況』調査によると、全国の公園129,534カ所に設置されている遊具の総数は437,068基あるそうです。

そのうち設置数が多い遊具は、
 1位 ブランコ 68,033 基 15.6%
 2位 滑り台66,303 基 15.2%

まあそうですよね、って感じです。

数が増えている遊具は?

興味深いのは設置数が増えている遊具。
 1位 健康遊具(57.5%増)
 2位 複合遊具(15.9%増)

健康遊具については理解できますね。子どもの数が減って高齢者が増えている現在の需要バランスの通りです。公園が子どもたちだけのものでなくなってきていることを示しています。

2位の複合遊具が増えている理由を私なりに考察すると、公園の大規模化も一つですが、別の要因として、古くなった遊具を入れ替え更新する際に複合遊具に一本化されていることを示したものと考えています。現在の遊具は安全範囲を広く設定する必要があり、従来と同じ遊具を同じスペースに置くことができない事例が増えているからだと思います。単体遊具を3基撤去して複合遊具を1基設置するパターンは代表的なリニューアル事例となっています。

逆に数が減っている遊具は?

そして見ておきたいのが減少している遊具。
 1位 回転塔・グローブジャングル(31.7%減)
 2位 ゆりかご型ぶらんこ・箱ブランコ(25.6%減)
 3位 ジャングルジム(12.2%減)

ひと昔前に回転塔が公園からどんどん無くなっていったのを実感されているかたも多いかと思います。1本支柱で重量の大きい遊具であり、日常点検時に支柱の根元の腐食の度合いを見極めるのが難しいのが原因です。2位の箱ブランコと違って業界団体が示す危険遊具には分類されていないのですが、管理の難しさから撤去されてしまっている残念な事例と言えます。


国土交通省 都市公園等における遊具の設置状況

 

これからは遊具の進化が望まれる

公園の形も昭和から平成へ良くも悪くも変化しています。次世代へ残したい遊具を適切に管理できるような『進化』を、遊具に関わるものとしてこれからも考えていかないとなりません。

遊具管理者のかたの負担を減らすことが、楽しい遊具を未来に残すことにつながると信じています。

2019年1月14日

 

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